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  • 瀬野のりあき:起業コンサルタント

M-01. 「イノベーション」について考える・・・美瑛の町並みを見て感じたこと



町並みは綺麗だ、でもどこか違和感も感じた

私は、平成12年に美瑛郵便局に転勤してきました。美瑛の本通りを歩いたときに、とても綺麗に整備された町並みだと感心しました。


しかし、町の中心部の駅前にあるべきものが無いと気付いたのです。それは、駅前旅館です。観光や仕事、冠婚葬祭、その他の用事でこの町を訪れる人たちはどこに宿泊するのでしょうか。


調べてみると、郊外の丘陵地帯などにペンションや民宿などがありました。その数は、確かに町の人口規模にすると他の町村よりも多いようです。



「イノベーション」を起こす7つの機会

私の感じた違和感は、町を外から見たときに感じるイノベーションといわれるものでした。イノベーションは、技術革新とか新しい切り口、活用法の創造などといわれます。


ドラッカーは、イノベーションを起こす機会は7つあるといっています。

①予期せぬできごと ②ギャップを探す ③ニーズを探す ④産業構造の変化   

⑤人口の変化 ⑥認識の変化 ⑦発明 です。


私が駅前に旅館が無いと感じたのは、②ギャップを探す ③ニーズを探す に該当します。人口1万人を超える美瑛町に、さまざまな目的を持って訪れる人たちのニーズをつかみきれているのだろうか、満たすことが出来ているのだろうか、と考えました。


たぶん、大勢のひとたちのニーズは、つかみきれていないかもしれない。満たすことができていないかもしれない。それが私の結論でした。



「イノベーション」はアウトソーシング(外注)できない

この町を訪れる人たちのニーズをつかみ、満たすことは誰が行うのでしょうか。当たり前のことで恐縮ですが、それは、この町に住む人たちです。


ドラッカーは、「イノベーション」は外注できないといっています。なぜなら、本気でこの組織(町)を良くしたいと考え、創造力をかき立て、行動できるのは、その組織にいる人にしかできないからです。


これは、この町が良くなる最高のヒントではないでしょうか。美瑛町には、他の町がうらやむほどの資源があり、優秀なヒトもいるのです。


 

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