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  • 瀬野のりあき:起業コンサルタント

M-05. 何がどう見えているのか。事実の違いは意見に表れる




事実とはなんだろう、意見の違いはとても大切

ドラッカーは事実と意見の関係を、『経営者の条件』で次のように言っています。

  1. 「初めに意見をもつことを奨励しなければならない。そして意見を表明する者に対しては、事実による検証を求めなければならない。」

  2. 「意思決定についての文献のほとんどが事実を探せという。だが、成果をあげる決定を行う者は、事実からスタートすることなどできないことを知っている。誰もが意見からスタートする。」

  3. 「もし、彼の意見が知的かつ合理的であるとするならば、彼はどのような現実を見ているのかを考えなければならない。」



事実の見え方は人によって違う

事実がどのように見えているかは、人によって異なります。それが表れるのは意見とし

て表明されたときです。ですからドラッカーは、意見を持つことを奨励しました。そして、

その意見に対して検証を求めます。異なった意見は、自分と違う何かを見ているのです。



意見の不一致が問題への理解を深める

ドラッカーは、意思決定には意見の不一致が必要だといっています。理由は3つあります。

  1. 「第一に、組織の囚人になることを防ぐためです。」人は善意の下に、都合のよい決定を得ようとします。問題の理解抜きでそのような決定の仕方は、きわめて危険なのです。  

  2. 「第二に、選択肢、つまり代案を得るためです。決定には、常に間違う危険が伴います。」意見がひとつしかなければ、それが頓挫したときに代替案がないことになります。

  3. 「第三に、想像力を刺激するためです。論理づけられ、検討し尽くされ、かつ裏付けられている反対意見こそ、想像力にとって最も効果的な刺激剤となります。すばらしい案も生まれます。」反対意見には、自分と違う現実を見て違う問題に気付いている可能性があります。

そしてドラッカーは、「いかなる問題であれ、意見の不一致が皆無などということは、奇

跡です。」といっています。

多様性が尊重される現代においては、さまざまな意見が出ることがあたりまえになります。

そのことが、私たちの周りをよくしていくことにつながると思います。


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