アイデアは誰が生みだすのか、誰が形にするのか
私たちが仕事や生活の中でよく耳にするアイデアとは、どのようなものでしょうか。
マネジメントの父と呼ばれるピータードラッカーは、次のように言っています。
「企業は何よりもアイデアであり、アイデアを生むことができるのは個々の人間だけである」と。企業にかかわらず、あらゆる組織に通じることです。
「蛙の卵が池からなくならないのと同様に、アイデアは決して枯渇することはない」と。私たちの脳には、無限のアイデアが隠されているということでしょうか。・・・
「判断することを仕事とするトップは、アイデアを拒否する。現実的ではないとする。イノベーション(価値の創造)を可能にするのは、生煮えのアイデアを体系立った行動に転換することを自らの仕事と考えるトップだけである」と。(『断絶の時代』)
トップに限らず、アイデアを持つことを奨励し、行動に移すことを前提に検証することが、やがて成果につながります。
今いるこの場所でアイデアを出す。私も・・・2つほど
私が旅館を始めたのも、アイデアを検証し行動に移したからです。今いるこの場所でアイ
デアを出すことは、いつでも誰でも可能です。私も浮かぶことがあります。たとえば、
美瑛町の本通りは、綺麗でおしゃれな町並みです。建物は、三角屋根と美瑛軟石の基礎で統一されて看板も趣を感じます。そこに住む人たちが、「ハットを被り本通りを行き交う」そんな光景を想像すると、美瑛の町並みに柔らかなイメージが膨らみませんか。
美瑛駅と駅裏をつなぐ跨線橋には広いスペースがあります。しかし、有効に活用されているでしょうか。もしそこに、お店を出展できたら賑わいを創出できないでしょうか。雨や雪の影響を受けない、起業家のためのお試しスペースなどにできないでしょうか。さまざまな制約はありますが、それを跨ぎ、未来につなぐ橋にできないでしょうか。
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