産業革命は働き方も変えた
18世紀から19世紀にかけて蒸気機関を活用した産業革命が始まりました。織物や製鉄、農業、交通機関など様々なものに影響を与えていきました。
それは、人々の働き方も大きく変えるものでした。いままで、一人または数名で行っていた生産が、大勢の人の手による分業制でなければ出来なくなりました。ここに「組織社会」の萌芽を見ることが出来ます。
「組織」はなぜ存在するのか
21世紀の現代社会では、企業、医療、金融、行政、教育機関など私たちの生活に関わる財、サービスの多くを高度に「マネジメント」された組織が提供しています。このことから現代社会の成否は、「マネジメント」の仕方が鍵を握ることになります。
私たちは、生まれたときから組織の中で生きています。あまりに自然に受け入れているため組織について深く考えることはありません。しかし、この組織の存在意義と機能を知ることは、仕事の仕方や自分の生き方にまで少なからず影響を与えることになります。
「知識」が経営の中核になった
かつて経営の3要素は、「ヒト、モノ、カネ」といわれました。いまでも重要なものです。資本家の仕事は、これらを持ち、使い、生産し、供給することでした。
現代は、産業革命の頃と比較しても、さらに科学が進み知識が高度化しました。そして経営の3要素にも変化が起きます。なによりも知識そのものが生産の中核になりました。
今年の春に、民間の会社がロケットの打ち上げに成功しました。高度な「知識」と明確な目的を持つ「組織」は、それまで出来なかったことを可能にすることを実感しました。
そして重要なことは、知識は資本家だけのものではなく、働く一人ひとりが所有するものであり常に移動が可能なことです。これは、生涯に亘る学びのあり方を示唆してくれます。
自らが自由であるために為すべきこと
現代は変化が激しく先行きが不透明な社会です。その中で私たち一人ひとりは、どのようにして、自らの位置づけと役割を求めればよいのでしょうか。それには2つのキーワード、「組織社会」と「知識社会」が大きなヒントを与えてくれます。
それは、やがて訪れる未来のために準備をすることです。自らの強みを探し、磨き、使うことで、未来は「自からの選択に由る(自由)」ことが可能になるのです。
★マネジメント研修会の開催
7月10日19時~会場は、旭川市3条22丁目西屋ビル1Fチャレンジ広場
「マネジメントと教育」をテーマに幼稚園の先生たちと一緒に学びます。
(参加の確認と詳細については 090-3892-0787 瀬野まで)
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