問題解決のスキルを実際に応用するとき、日頃あたり前になっている考え方や習慣がじゃまになることがあります。今回は、そのことについて考えましょう。
問題解決の教育
北の若者塾で説明する問題解決の考え方は学校では教えません。それは「問題にはいくつもの解がある」とか「意見を対立させてよりよい解を見つける」のような考え方です。
私たちは創造力とか批判精神を奨励する教育を受けませんでした。日ごろあたり前になっている社会や組織の習慣をおかしいと思わない、思っても言わない、変わった意見やアイデアをKYといい寄せつけない風潮があります。
これは、学校やビジネスあるいはマスメディアなど日本全体に見受けられます。自立した個人の批判精神や合理性より、和を尊ぶのが日本社会の特質になります。たとえば
講演会で質問する人がほとんどいない
会議で質問すると粗さがし、反対意見が批判と受け止められるときがある
年長者や目上のひとに意見が言いにくいときがある
残念ながらこのような日本社会の特質は問題解決にとってマイナスです。なぜなら、いまあたり前に行っていることが問題の原因になっていることが多いからです。
このブログのねらい
和を尊ぶ日本の組織風土や習慣を大事にしながらも、問題解決においては批判精神と合理性に徹する。そこに参加する仲間はその考え方を共有して議論を戦わせる。
このブログでひとりでも多くの若者にそういう考え方を伝えたいと思います。
北海道は開拓150年、これから人口減少やTPPなどの脅威(リスク)や、北海道の食や自然の価値が高まる機会(チャンス)に向かい合う時代を迎えています。
これらの問題にチャレンジする若者の助けとなるよう、私も問題解決の方法をわかりやすく伝えるために研究を重ねていこうとおもいます。
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