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  • 源津 憲昭/NorthQuest主宰

P-13. 問題の見え方(1)~フェーズ分解


ある問題について、いまの地点からGOALまでの道すじを時間で分解して考えると、その時々で問題の見え方が変わります。そしてその時取るべき行動も変わります。 これを、その時々の問題のフェーズと呼ぶことにします。月の満ち欠けで変化する見え方をPhase(フェーズ)ということから引用しました。

あらすじ

前回のブログで言ったことーー大前氏の言う問題解決の「3つの原則」の前に問題をもっとよく知る必要がある。今回はこのテーマについて考えます。

※前回ブログ P-12. 問題解決の原則を、大前研一氏に学ぶ



問題のフェーズ(段階、局面)で分解する

ある問題について、いまの地点からGOALまでの道すじを時間で分解して考えると、その時々で問題の見え方が変わります。そしてその時取るべき行動も変わります。


これを、その時々の問題のフェーズと呼ぶことにします。月の満ち欠けで変化する見え方をPhase(フェーズ)ということから引用しました。


このフェーズをチャート化したのが下のFig.-1です。リストにしたのが、その下の1.から8.までとなります。それぞれ「問題のフェーズ・チャート」、「問題のフェーズ・リスト」と呼ぶことにします。


Fig.13-1 問題のフェーズ・チャート

問題のフェーズ・チャート

下の「問題のフェーズ・リスト」と併せてごらんください。


  • あるフェーズ(局面)からつぎのフェーズに移るとき、クリアすべき作業があります。下のリストで(→とるべき行動、そのときの課題)の形式で示した部分です。

  • フェーズの左側はあいまいで、右に行くほど問題はクリアになります。問題によっては途中のフェーズから始まるときもあります。

  • 適当なフェーズに進んだとき、ヨコ軸を時間に替えればアクションプランのスケジュールができあがります。

  • ちなみにフェーズという用語は、段階、局面、ステップ、プロセスでもいいです。

問題のフェーズ・リスト

上の「問題のフェーズ・リスト」と併せてごらんください。文頭の番号はフェーズ番号と考えてください。フェーズ1のように。


  1. なにか気になったが、その時だけかまた起きるか判らない(→再現するか確認する)

  2. また起きたが、本当に問題なのか判らない(→自分で判断する)

  3. 問題だと判ったが、要因(・原因)が判らない(→要因分析と原因特定)

  4. 原因は判るが、解決策が判らない(→仮説として解決策をリストアップ)

  5. 解決策はあるが、選択に困る(→効果と実現性から選択する)

  6. 解決策は決めたが、実行できるか判らない(→実行計画とタスク分担する)

  7. 計画はできたが、進捗がよくない。あいまい。(→PDCA)

  8. GOAL(→KGI, KPI)


ケーススタディ

あなたの問題をひとつ考えてください。


ここでは、商店の売り上げが最近減ってきた状況にあるとします。つぎのように問題を考えていきます。番号は、フェーズ番号です。(→〇〇、〇〇)はそのフェーズの作業や課題をあらわします。


  1. 最近売り上げが減ってきた?(→売上データを確認)

  2. 本当に問題だ!(→昨年比と業界比で確認)

  3. 当店だけが減っている!(→減った商品調べて、要因分析し原因を絞る)

  4. 原因に対する解決策!(→・・・・・  <省略>


チェックポイント

上の事例で、原因(フェーズ3.)をつかまずに、広告やキャンペーン(フェーズ5.か6.)をやってもだめでしょう。それは当月の売り上げにすぐ現れます。


厄介なのは、売り上げのようにすぐ結果がわかる指標がないとか、問題の要因がたくさんあって原因が絞りこめない場合です。典型的なものが自治体です。

  • 毎年の自治体の事業は、問題のフェーズ5.か6.にあたると思います。

  • フェーズ4.の要因分析と原因特定や、フェーズ7.のPDCAが十分でなければ、効果がないまま毎年、事業予算が配分されることがあります。


この方法の留意事項

  • 上記において、GOALで達成すべき目標値をどのフェーズで決定すべきか、定説はない。すべてのフェーズで並行して考えるのが現実的と考えます。

  • 上記のフェーズは、すべて行う必要があるが、必ずしも順番に行わなくてもよい。問題(課題)の性質により、並行して行うのが現実的と考えます。

  • 研究段階の問題、初めての取り組み、将来のビジョンなどは、フェーズ1や2でアクションプランをつくることが必要です。

  • こまかい問題が集合した大きな課題は、それをひとつの問題とみなし、上記と同じように問題のフェーズを定義します。そのうえで、紐付いたこまかい問題は分担したひとが問題のフェーズを定義します。

  • それぞれのフェーズの必要な作業は次の機会にしたいと思います。 ---要因分析と原因特定、仮説としての解決策、解決策の選択、実行計画とタスク分担、PDCA、GOAL-KPIの設定など


Noriaki Gentsu @NorthQuest




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