• 源津 憲昭/NorthQuest

S-03 氷山モデルで課題を考える~深く適切な課題設定


目に見える問題は氷山の一角で、これに反応しても世界の動きは変えられません。ものごとを変え新しいものを生み出すには、深みの構造や意識を変えないといけないと、システム思考は教えてくれます。

直面する課題を氷山モデルに照らしてみることで、深く適切な課題設定ができているか見なおすきっかけが得られます。また、適切な課題設定により、困難な課題をよい方向に動かす可能性が高まります。

氷山モデル

前回のブログの事例と対比して、氷山モデルの四つの層について解説します。(図1)

図1ー氷山モデル

  • 外から見える「できごと」を海面に現れた氷山に例えます。 ・・・事例では、「Aさんは風邪をひいている」


  • その下の「行動パターン」は現象やモノの動きの変化や傾向を、過去~現在~未来の時間軸で見ます。いまの瞬間を切りだしたスナップショットが「できごと」です。 ・・・事例では、「Aさんはいつもよく風邪をひく」。 実際にはパターンやトレンドのグラフであらわします。


  • その下の「構造」は要素の組み合わせとつながりで、「行動パターン」の変化や傾向を生み出しています。 ・・・事例では、「Aさんは日ごろから、仕事の時間が長く、休息をとったり運動する時間が少ない」。 実際には、因果関係のチャートであらわします。


  • いちばん下の「意識・無意識の前提」は、その時代その組織そのひとの考え方の常識(固定概念、メンタルモデル)で、「構造」を生み出しています。 ・・・「Aさんは仕事がとても好きで生きがいに思っている。なので仕事以外に時間を使うのは もったいないと考えている」 ・・簡単に言えば思い込みです。



まとめ

  • 直面する課題を氷山モデルに照らしてみることで、深く適切な課題設定ができているか見なおすきっかけが得られます。

  • 適切な課題設定により、困難な課題をよい方向に動かす可能性が高まります。



Noriaki Gentsu @NorthQuest

参考文献:

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? 東洋経済新報社 枝廣淳子、小田理一郎

システム思考教本 東洋経済新報社 枝廣淳子、小田理一郎

世界はシステムで動く 英治出版 ドネラ・H・メドウズ、枝廣淳子訳


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